通化寺窯 穴窯 5日間の記録
萩の短大を出て、この通化寺窯 田村悟朗氏に弟子入りしたのが18年前。
その後、独立してからも事あるごとにご指導頂いてきました。
入窯時、私は20歳。
来る日も来る日も泥だらけ、小言を浴びせられる毎日に嫌気がさしてみたり、
薪割りが続く時期には「お腹が痛いので帰らせて下さい。」と言ってみたりと、
今では語りぐさになっているエピソードも、少なからずあります。
10月に、久しぶりに通化寺窯の、穴窯を使わせて頂く機会に恵まれました。
いつもは10日間近く焚きつづける窯ですが、今回は試験的に5日間と短縮させ、
師匠と12時間交代の2交代での窯焚きとなりました。
日頃、店頭などで穴窯での焼成について、お話しする事もありますが、
せっかくなので映像に収めて、雰囲気を感じて頂ければと思い、今回は夫、長束晃の協力のもと
5日間の窯焚きを記録致しました。
淡々と薪を焼べ、炎と煙を観察し、また薪を焼べる、そして観察・・・そして、たまに歌う。
そんな5日間です。
(基本撮影時は私の担当時間なので、映像では私ばかりですが、日中も師匠が同じ様に作業しています。)
映像は5日間の窯焚きと、一週間後の窯出しを収めています。
興味を持って頂ければ幸いです。